第1章 いつも
仕事を終わらせて、寮に帰る。
あたりはもう真っ暗だ。
鍵を開けて、部屋の中に入る。
『何か作る?』
「昨日の残りがあるんじゃないかな、それでいいよ」
冷蔵庫から取り出して昨日の野菜炒めをレンジで温めた。
お揃いの茶碗とお椀を出して、ご飯とお味噌汁をつぐ。
色んな話をしながら晩御飯を食べた。
『今日も疲れたね』
「うん、今日はもう寝る?」
『ううん...いっぱいしたいから、』
今にでもしたい衝動に駆られた。
けど、我慢だ。
『お風呂先入るね』
「う、うん。わかった」
今日は何をしようかな、と考えながらご飯をかき込んだ。