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喧嘩最強女子は生徒会長【歌い手】

第2章 一章


凪(何で俺がこんなとこに居なきゃなんねぇのめんどくせぇ...)

棗がタピオカに釣られたせいで、結局例の男性4人と相席することになった。

志「んじゃ、早速自己紹介な!俺は月崎志麻!第二高等学校の3年生や!よろしくな!」
優「俺は坂田優!明日から第二高等学校の1年生になるんよ!よろしく!」
渉「俺は浦田渉。第二高等学校の生徒会長やってる。3年生。コイツらが急にごめんな」
千「俺は折原千理言います。2年生です。俺とうらたんは止めたんですけど、聞かずに行ってしまって...ほんますみません」

そして当たり前のように始まる自己紹介。何なんだそのノリは。止めてくれ。
しかしその自己紹介で見覚えのある1人のことは思い出した。生徒会長会議で顔だけは知っていたのだ。

凪(...とりあえず、浦田さん?と折原君は安全そうだな)
96「気にせんでええよ!ワシはタピオカが食べれたらそれで満足やで!あ、名前は黒木棗!2年やで!よろしくな!」
凪「...」
96「ほら、凪緒も自己紹介せんと!」

棗につつかれて嫌々ながら自己紹介をする。

凪「...一条凪緒。2年。よろしくするつもりはない。以上」

それだけ言うと他4人はポカーンと口を開けてあほ面を晒す。
そりゃそうだろうな。持ち前の顔の良さで今まで何人の女をナンパしてきたか知らないが、こんなにも興味の無い反応は珍しいだろう。

志「くっ...はははwwお前...最高ww」
渉「そういう反応されたのは初めてだな」
優「おもろすぎwwww」
千「レア中のレアですわw」

凪(コイツら頭沸いてんの...?)
棗(沸いてんじゃない?笑いこけとるし)

はぁ...と笑い潰れている3人と真顔の浦田さんを横目に、奢ってもらったタピオカを飲む。
タピオカのもちもちとした柔らかな弾力が素晴らしい。棗に誘われなかったら絶対に知ることのなかったタピオカは、凪緒の中で好物トップ3に入っている。
道行く人を眺めながら堪能していると、また声を掛けられる。

凪「...何か」
志「そんな睨まんでや。可愛い顔が台無しやで?凪緒ちゃん♪」
凪「名前で呼ばないでもらえます?馴れ馴れしい」
志「そんな冷たい態度も可愛ええな」
凪「キモ...」

助けを求めようと棗を見るも、坂田という1年生と仲良くタピオカやゲームの話をしていた。


凪(棗...許さん...)
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