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喧嘩最強女子は生徒会長【歌い手】

第5章 二章(歌い手視点)


志麻視点

成瀬とかいう奴といがみ合いがあってから数日経った。
今日は第一高で次期生徒会役員選定会が行われるため、今はその会場に向かっている道中だ。

優「凪緒さんと96ちゃんも出るんやんな!楽しみやなぁ!」
千「せやね。2人が戦ってるとこ絶対かっこええよなぁ」

なんて年下組は呑気に話しとるけど、凪緒ちゃんがかっこええんは当然や。俺が見初めた子やで?かっこよくないはずないやん。

渉「何でちょっとドヤ顔なの」
志「俺の凪緒ちゃんが褒められてんねんで?嬉しくないわけないやん」
渉「まだまーしぃのじゃねぇだろ」
千「そーですよ。まだまーしぃのっちゃう!それに!そのうち千理の凪緒さんになる予定やからな!」
優「凪緒さんモテモテやぁ」

そうやった、身内にライバルがおるん忘れとった。
センラは顔も性格も良いし、身長も高いし綺麗な金髪が目立つ。
そこら辺歩くだけでほとんどの女子は振り返る。
対して俺は、顔と性格は置いといて身長は低め。浦田さんより高いけど、大して変わらんし目立つような髪色でもない。
挙げ句の果てには、昔好きやった子がセンラに告ってんの見た事ある。

志(あれ?これ詰んでね?無理ゲーちゃう?)

一気に気分が下がった。久しぶりに会えるから楽しみにしてたのに、こんなんで凪緒ちゃんに会えへん。

渉「まーしぃ?急に黙ってどうした?」
優「何やさっきから変やで?いつも以上に」
志「うっさい坂田黙っとれ」
優「何で俺だけなん!?」
渉・千「wwww」

わちゃわちゃしていると、遠くから「おーい」と間抜けた声が聞こえた。
顔を向けるとそこに居たのはそらるさんと知らない子。

彼「やっほ〜久しぶりだね」
渉「そらるさん、やっぱり留年したんすね」
彼「そうなんだよね〜。先生に寝すぎだって言われた」
志「寝すぎて留年とか聞いたことないっすよ」
千「流石ですわぁ」
優・?「...?」

坂田と白髪の子が置いてけぼりを食らっている。
この白い子も坂田と同じ1年生やろな。多分。

彼「あ、こいつは相川真冬。俺の幼馴染。まふって呼んでやって」
真「あ、ま、真冬です...よ、よろしく、お願いします...」
渉「よろしく。こいつは俺たちの幼馴染の坂田優。坂田も1年生だから仲良くしてやってくれ」
優「よろしくな!まふ!」
真「う、うん...!」

一瞬、2人の周りに花が見えた。可愛い。
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