第4章 二章
凪「はよ」
天「凪緒おはよ〜!」
96「おっはよー!今日は遅刻せんかったぞ!」
凪天「それが普通だから」
96「(´・ω・`)」
目に見えてシュンとする棗はスルーされ、本日の仕事を捌いていく。
予鈴が鳴る頃には半分は終わっていた。
各々教室に戻って授業を受ける。右隣の棗は早々に寝落ち、それを見た凪緒とその後ろに座る翔太は呆れている。
先「じゃあ次の問を...黒木、答えろ」
凪(棗、当たってるぞ)
96「むにゃ...タピ...」
天(夢の中でもタピオカって...)
先「黒木!起きろ!」
凪(...)ガンッ
96「うわっほい!?」
中々起きない棗のイスを蹴って無理やり起こせば、何とも間抜けな声を上げて飛び起きた。
先「俺の授業で寝るとはいい度胸だ。後で職員室に来い」
96「oh...」
時間が流れ昼休み
生徒会室でお昼を食べながら、生徒会選定会の内容を決定する。
ルール自体はあまり変わらないが、今年は他校が見学に来るため、そのための会場整備や誘導など、決めることが山積みだ。
凪「第二はこの範囲の場所で見学、第三は第二の右、第四は第二の左がいいと思ってんだけど」
天「うん、それが1番無難だと思うよ」
96「最終戦までは交代で見回りって言うとったけど、休憩する時は観覧席でええのん?」
凪「あぁ。見回りは交代時間含め1ペア30分、休憩場所は...そうだな、第四の隣のスペースが空いてるしそこで休憩」
諸々を決め終わると、決定事項と会場案内図を翔太が、見回りペア決めは棗とモブちゃんがやる。
凪緒はと言うと、各校の会長に宛てた選定会の案内用紙をまとめている。先程決まった会場案内図や観覧室の案内は、出来次第これと一緒に封筒へ入れ封をする。
凪(...そういえば、第四の会長は知ってるけど副会長は誰になったか知らないな...)
考え事しながらも粗方資料をまとめ終え、全員の作業が終わった事を確認して生徒会室の施錠をする。
凪(まぁ、今考えてもわかんないしいいか)
96「凪緒!今日って確か部活やったやんな?」
凪「ん?...あぁ、確かそうだな」
天「久しぶりに俺達も見に行っていい?」
凪「騒がしくしないなら来てもいい」
天96「よっしゃ!」