第3章 一章(浦島坂田船視点)
坂田視点
ワシ、モテ期到来?と言いながら笑い続ける96ちゃん。ちょっと笑い過ぎっちゃう?怒るで?
優「96ちゃん笑いすぎやて...」
96「冗談やってw拗ねんとってやwwそれに、さかたんの好きな子はワシよりもっとええ子やろし、気にせんとってw」
何でそんな事言うん?
96ちゃんはまーしぃの言う通り、俺のタイプにピッタリ当てはまるぐらいには明るくて元気いっぱいや。
それやのに何で「自分はさかたんの思っとるようなええ子とちゃう」みたいなこと言うん。
言われた俺も俺で、何でその言葉に納得しとるん?もう、訳がわからん。
優「96ちゃんはええ人やで。何で自分を悪い奴みたいに言うんかわからんけど、俺の知っとる96ちゃんはええ人やから。自分を卑下するようなこと言わんでや」
96「え、さかたん...?どしたん?」
優「あ、ごめん。何やポロッと出てしもたわぁ」
96「そ、そか!急に黙るでびっくりわぁもーw」
優「ごめんなぁw」
少しギクシャクしたものの、直ぐに元通りになる。
千「...そろそろ俺らも帰りましょか」
渉「そうだな。時間も時間だし、腹減ってきたわ」
志「帰りにコンビニ寄らん?アイス食べたい」
優「俺肉まん食べたい!あ、96ちゃんと天宮さんも一緒に帰る?」
天「俺達はいいや。寄り道すると怒られちゃうから」
96「また別の日に誘ってや〜!」
優「おん!ほなまたねー!」
2人と別れて帰り道のコンビニに寄る。それぞれ食べたいもんを買って、それが今日の晩飯になる。
渉「それにしても、まーしぃがやられるとはな」
志「え、それ今蒸し返す?」
千「それは思ったわ。ちょっと前まで舐め腐っとったんにな」
優「でもアレやで。本人は力見せてへんやん」
渉「バーカ。生徒会長は全校生徒のトップだぞ?手下の2人があれだけ強い上に、一条からの指示を嬉嬉として受け入れてる。幼馴染ってのもあるかもしんねぇけど、受け入れるだけの信頼と実力がねぇと従おうなんて思わねぇだろ」
なるほどねぇ。お、ということは...?
優「じゃあ、俺らがうらさんの指示を嬉嬉として受け入れられるんは、うらさんを信頼してるからなんやな!」
渉「は、はぁ!?急に何言い出すんだてめぇ!」
志千「「wwwwww」」
何か間違えた?とコテンと首を傾げて尋ねたが返事は返ってこず、うらさんは顔を赤く染めていた。
何で?