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喧嘩最強女子は生徒会長【歌い手】

第3章 一章(浦島坂田船視点)


志麻視点

凪緒ちゃんに塩対応されて弱冠凹んでる志麻ですどうも。
懲りないのかって?
凹みはしても懲りたりせぇへんよ。
それよりも下の名前を呼び合ってる翔太とか言う奴のことは正直気に入らん。
元気良くお願いされてもよろしくなんてせぇへん。
俺は天宮クンを無視して、凪緒ちゃんに声をかけると珍しく「何ですか」と素直に返事をしてくれる。

志「凪緒ちゃんと天宮クンってどういう関係なん?お互い名前呼びみたいやけど、付き合っとん?」
凪「...は?」
天「!?」

案の定、凪緒ちゃんに蔑むような冷たい眼差しで見られる。

凪「名前呼び=付き合ってるってどんな方式なの。飛躍しすぎ。俺と翔太はただの幼馴染なんで」
天「そ、そうだよ!僕と凪緒は幼馴染だから!ついでに96ちゃんもね!」
96「ついでってなんやねん!付録扱いすな! 」

幼馴染ってのはホンマみたいやけど、天宮クンの慌てようは恥ずかしいだけではなさそう。

志「へぇ、ただの幼馴染ねぇ。ほんなら...天宮クンはそういう目では見られてへんのやな」
天「!」

天宮クンだけに聞こえるように囁くと、肩をビクッとさせて瞬間的に距離を取って睨まれる。
おーこわw

凪「...とりあえず今日はもう帰るぞ。俺はこの後予定があるんだ」

予定?と首を傾げる。
デートだの何だの疑惑が上がるが、彼氏は居ないし、デートでもないらしい。

千「意外ですね。凪緒さん美人さんやのに彼氏おらんなんて」
凪「褒めても煽てても何も出ねぇぞ。とにかく俺は急ぐから」

凪緒ちゃんが俺らを避けて通ろうとするから、つい邪魔をする。せめてどこ行くかぐらいは教えて欲しいやん?

凪「邪魔すんな」
志「ほなどこ行くか教えてーや」
凪「今すぐどかないと、その腕と足使えなくするぞ」
志「へぇ...俺に勝てると思ってるんや?俺は喧嘩になったら女も男も関係なくなるで?」

喧嘩大好きな俺にとって、強かろうと弱かろうと性別は関係ないんや。

凪「奇遇ですね。こっちも性別なんて関係無いんで。ついでに言えば...もう勝負は着いてんだよ」
志「!?」
天96「「凪緒への喧嘩なら、ワシ/僕が買うよ/で??」」

いつの間にそこにいたのか、気付けば俺の後ろに棗ちゃんと天宮クンが立っていた。

___それぞれ俺の腕を掴んで。
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