第2章 第一話
『とりあえずわかった!頑張る!』
こんのすけ「なんと理解の早い!」
『私しかいないんだったらやるしかないよ。大丈夫!幽霊みたいなものでしょ?まぁお札は効かなかったけど…』
加州「幽霊って…」
『私、幽霊見えるから』
加州「笑顔でとんでもないこと言ってる」
こんのすけ「(霊力がお強いのでしょうか…。尋常ならざる気を感じます…)」
『あ、しまった。早く帰らなきゃいけなかったんだ』
加州「えっ」
『明日は祈祷で忙しいから準備しなきゃいけないの。じゃあね!』
加州「いや、じゃあねって!俺行くとこないんだけど!主!」
『主じゃなくて名前で呼んでよ。じゃあ…家来る?』
加州「え、そんなあっさり!?」
―――――
『ただいまー!』
「帰ったか。遅かったな」
『うん、ごめんねおじいちゃん』
加州「お、おじゃまします…」
祖父「……彼氏か?」
『ううん、違うよ!』
加州「かれし…って?」
『彼氏は彼氏だよ。付き合ってる人』
加州「付き合う…?」
『うーん、難しいなぁ〜。まぁ気にしないで!』
加州「うん…」
『実はねー…』
は今日の出来事を話した
祖父「そうか…、理由はわかった」
『そうそう、だから行くとこないみたいなの。家に住まわせちゃダメかな?』
祖父「…………」
『いいって!』
加州「何も言ってなかったけど!?」
『ん?いいでしょ?断る理由ないもん』
祖父「あぁ、いいぞ」
加州「いいんだ」
『だって!よろしくね〜!えっと…何て呼んだらいい?』
加州「どう呼んでもいいよ?」
『じゃあ、清光!』
加州「うん」
『ふふっ、二人だったから楽しくなるね!おじいちゃん!』
祖父「あぁ」
加州「よろしくお願いします」
加州は頭を下げた
祖父「あぁ、よろしく」
『明日の祈祷の準備は?』
祖父「もう終わった」
『えっ!早っ!』
祖父「お前が帰ってくるのが遅いんだ」
『あぁ、確かに』