第2章 第一話
『つまり、あなたは刀剣で、この鈴に封印されていたと。そういうこと?』
加州「そ。その封印を解いたのが主。あんただよ」
『私?私が主なの?』
加州「この封印が解けるのは主の資格がある人だけ…だからね」
『へぇ〜…』
「お話のところ申し訳ありません!」
『ん?』
加州「あ、こんのすけ」
こんのすけ「加州清光の封印を解いたのですね!主が見つかってよかった!」
加州「うん、まぁね」
『な、何…』
加州「あぁ、このきつねはこんのすけって言って…怖くは…」
『しゃべる狐!?可愛い〜!ふわふわだ〜!』
こんのすけ「ええっ!?あの!?ちょっと!?」
はこんのすけを抱き上げて頬ずりした
加州「ちょっと主!?」
こんのすけ「あ、あのっ!少し待ってください!」
『あ、うん、わかった』
はすぐにこんのすけをおろした
こんのすけ「ふぅ、私はこんのすけと申します。以後お見知りおきを」
『うん、よろしくね』
こんのすけ「主さま、お名前を伺っても?」
『あ、私は。よろしくお願いします』
こんのすけ「様ですね!これからよろしくお願いします」
『これから?』
こんのすけ「はい!主の資格がある様にしか出来ぬことがあります。それは刀剣男士たちの封印を解くこと。そして時間遡行軍たちと戦い、この世界を守ることです」
『へぇ〜……え?封印を解く?戦う?』
こんのすけ「はい、それは主にしか出来ぬこと」
『時間遡行軍って?』
加州「さっき俺が倒したやつのこと」
こんのすけ「はい、奴らは歴史改変を目論む歴史修正主義者…。なぜこの時代に現れたのかはわかりませんが、現れたからには封印されし刀剣男士を復活させ、倒さねばなりません」
『ふーん』
加州「ふーんって」