第1章 もうしばらくこのままで ※R18
「今更恥ずかしがってんのか?」
「こういうの慣れてないからっ...仕方ないでしょ!」
「なら荒療治でもして慣らすしかねぇな。」
リヴァイは軽く心春の顎を引き
そっと口付けた
唇と唇が触れるだけのキス
それだけなのに瞳を閉じると
緊張していた心も身体も
甘く蕩けてしまいそうな感覚を覚える
「チッ、そんな顔しやがって」
力無くとろんとした視線を送る心春は
あまりにも無防備で
リヴァイの淫欲を掻き立てるのには十分だった
「もう我慢できねぇ...抱かせろ」
「っ!?」
リヴァイは力が抜けた心春を
ゆっくりとベッドへ押し倒す
「今日お前をここに呼んだ理由、全く分からなかったとは言わせねぇ。」
心春が答える前に再び口付ける
「んっ...あっ...はぁっ...」
先程とは違い噛み付くような口付けに
息をしようと顔を背けても
再び口を塞がれてしまう
力を込めてリヴァイの胸を叩くが
抵抗虚しく両手はいとも簡単に
頭上で固定されてしまった
「んぁっ...息できなっ...」
心春の柔らかく小ぶりな唇の間から
リヴァイの熱い舌が差し込まれる
滑るように歯列をなぞり
その奥にある舌を絡め取ると
緩やかに吸い上げられる
「ふぅ、んっ....はぁっ」
息苦しさから拒みたいのに
舌の厭らしい動きが抵抗する気力を鈍らせる