第11章 ここからが本番
それから数日間、何人ものチャレンジャーが挑んで来た。
私がキバナの所へ送ったのは6人
その中にはカガリも、ホップ君もマリィちゃんも入っている。
そして今日。シュートスタジアムにて、ジムチャレンジで勝ち残ったセミファイナルトーナメントがついに終えた
「まあ、残念だったね」
「はい"ぃ……すみませんでした。期待に応えられなくて」
「気にすんなって〜マサル強いもんな〜」
トーナメント終了後、私とキバナとカガリで食事に来ていた。
……いわゆる…慰労会
ズビズビと泣くカガリを2人で励ましながら、美味しい料理を口に運ぶ
「、オレ、ジムチャレンジが終わったら、カントー地方に旅に出ようと思うんでずぅっ…」
「カントー地方?」
「何しに行くんだ?」
カントー地方ってかなり遠いし、移動にもお金かかると思うけど……それに言語も違うし
「オレ、相棒のリザードンと、バンギラスのために、強くなりたいんです…!!」
あ〜ドラゴンタイプに目覚めたのね……
それなら確かに納得できる。
カントー地方のチャンピオンは確かドラゴンタイプの使い手だったから。
「チャンピオンのところに行くの?」
「はい、ワタルさんに……」
「あ〜オレさま、その人知ってる〜」
「「えっ!?」」
キバナの発言に2人で声を合わせて声をあげる
いやいや、なんで知ってんの!?
「それってこのオッサンだろ?」
そう言ってキバナがスマホで映し出したのは、今より幼い私とキバナと赤髪の人とカイリューの全身写真。
3人と一匹で並んで、ピースサインをしている
なんで私が写ってるんだろう
記憶の中を探る
何年前だろう……結構前だよね
「もう何年も前だけどよ、ナックルジムに来てたんだよな〜。全然誰かわかんなかったけど、マイがオレの手引っ張って走ってって、写真撮ってくださいっつって、3人で撮ったんだよ。」
「そうだっけ〜?全然覚えてない」