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【ポケモン】溶けるような恋がしたい

第10章 ジムチャレンジ開会式




「喧嘩はしてないの。ただ、ちょっと汚しちゃって。それに、こおりタイプのこと立てたかったし。丁度いいかなって」


そう。汚してしまった。

それは昨日に遡る……


マスキッパが欲しいというキバナと一緒にワイルドエリアに行ったものの、ミツハニーにぶつかってしまい蜜でベタベタになってしまったのだ。


「あれ?たしか、マスキッパってガラルにいないんじゃ……」

「そうなの!!それ、昨日の帰り際に知ってね?キバナに聞いたら、知ってたって!!」

「……。」

「はは、キバナくんも大したもんだわ…」


マイとヤローとのやり取りの横で、キバナは一人顔を隠した。

まってくれよ。そんなこと言ったらオレが告白し損ねた事がバレるじゃんか。タダでさえ皆聞き耳立ててんのに。


「でもアレ、美味かったろ?」

「…ん〜、……でも少し苦かったなぁ、洗ってもなかなか落ちないし…ジャケット黒なのに、白の模様ついちゃうし…」


確かにミツハニーの蜜は甘くて美味しかった。けど、繁忙期なのか色々な花の花粉が混ざって雑な味になっていた

そしてなかなか落ちない

お湯で洗っても、洗剤を使っても、何をしても落ちない


仕方なくクリーニングに出したのが今日の朝の事で……。


「え、キバナアンタ、マイのジャケットに何かけたの」


(((ルリナ…!!よく聞いた!!)))


その場にいた他のジムリーダー誰もが思っていたであろう質問。


グローブが汚れるということは、それを触ったということ。
苦くて、白くて、なかなか落ちないもの。
キバナとマイ。


そこから連想されるものは、やはりいやらしいもので……



「??…オレさまじゃねえよ。ミツハニーだぜ」

「うん、そうだけど」



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