第8章 ワイルドエリア
とぼけた返事を返すと、キバナは、これだから相性厨はよ……とボヤいた
相性厨だなんて失礼だな!全く!
これでもキュウコンだけで炎パ全滅させたんだからね!!
「あ、キバナこれ見て、新しいリーグカード」
「お前、どんだけリーグカード変えんだよ。運営が可哀想だろ」
ポケットからピラリと新しいリーグカードを取り出して呆れ気味のキバナに手渡す
するとキバナは、雷に打たれたような顔して固まった
「オ、オイ、なんだよこれ」
「ダンデとのツーショット。いいでしょ?」
ふふん。これは中々自信作だ。
なんてったってこれは、ウチにダンデが遊びに来た時の写真を使った物だから
「よくねーよ。なにダンデ部屋にあげてんだよ、喰われるぞ」
「え?何言ってんの?」
キバナの口調が、いつもの口調から若干トゲを含んだ口調に変わった
え、てか、何で怒ってんの?
てか、ダンデは人食べないから!!何言ってんだよ!
「えっ?ちょっと待ってくれ、お前はダンデと付き合ってんのか?」
「いやいや、そっちこそ待ってよ、なんで私とダンデが付き合うの?」
おっと??話が噛み合わなくなってきてるよ!!
キバナの目が、いつものへにゃりとした可愛らしい目元とは一変、バトルで本気になったようなキリリとした目に豹変する