• テキストサイズ

【ポケモン】溶けるような恋がしたい

第7章 再来





「この間は無礼な態度をとってしまい申し訳ありませんでした。」


オレとマイの前で少年は深々と頭を下げた


「……まさかそれだけを言いに来た訳じゃないわよね?謝る事なんて誰でも出来るのよ?」


さすが"氷上の女王様"。と言うべきか。

マイの瞳は昏く陰っていた


いつもの明るいマイはそこにはいなくて、オレの目の前にいるマイは、敵意を剥き出しにして相手に己の牙を向けるジムリーダーとしての本質を現した姿だった。


「それで、マイさん………僕を弟子にしてくださ……」

「無理よ」



薄い唇から出た冷酷な言葉は一切の迷いが無かった


「でも僕、」

「はい、話は終了。早く帰りなさい」


あまりに淡々とした言い様にオレも慌てて制止をかける


「お、おいマイ!ちょっとくらい話を聞いてやろうぜ?な?」

「……キバナがそういうなら……」


マイの顔がぐにぃ、と大幅に歪んだが、やがて深い溜息をついてオレの隣の席に座った



/ 145ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp