第4章 女子会
「誰?」
「あっ」
スっ、とルリナちゃんにスマホを取り上げられる
「キバナさんからですね……」
「どれ、読んでみるとするかね」
"マイー?
オレサマ今、シュートスタジアムに居るんだけどお前いつ帰る?オレより帰り遅いなら迎えいくぜ?"
ポプラさんが読み終わるとルリナちゃんが眉を下げた
「なによ〜ラブラブじゃない〜」
ルリナちゃんから軽い肘打ちをくらう
そしてルリナちゃんはものすごい速さのフリックでキバナに返信した
"今から帰るよっ!
キバナのバトル見たいからスタジアム行くね。精一杯応援するからね♡♡"
「え、ちょっと待って、ハート!?」
慌ててスマホを奪い返すが、時既に遅し。そのメッセージにはもう既読がついていた
"おう!今日こそはダンデに勝つからな!俺だけを応援しろよ♡♡♡"
「"俺だけ"だってよ〜!!」
「ハート、1つ増えてるっ…!!」
キバナ…恐るべきノリの良さ
絶望の勢いで机に突っ伏す
「この様子を見るにアタシは脈アリだと思うけどね」
ポプラさんが静かに呟いた
「絶対無いですよ〜、」