第16章 シーソーコンビ
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「ありがとう。助かっちゃった」
コオリッポ撃破後、ロビーにて話をしていた。
「暴れてたコオリッポはウェルズスタジアムで保護するよ。ああそうだ、これあげる、いつでも呼んでね。どうせ暇だし」
懐から連絡先を記したレアリーグカードを取り出しマサル君とホップ君にそれぞれ渡すと、案の定ネズが口を出した。
「オレにはないんですか。」
「ねぇよ。」
すっぱり言い切ると、けちですねと野次が飛ぶ。
いやいや、勝手に来ておいてなんなのよ。そもそもこのリーグカードは元々二人に渡そうとしていたやつだし、別に今咄嗟に……
「キバナにも渡そうと思ってたんですけどねぇ」
「持ってけドロボー」
キバナの名前を出すのはずるいよね
絶対私が断れないの知ってたでしょ。
「私の所にタイミングよく来たって事は他のスタジアムでも何かあったんでしょ?なら、早く行ってあげないと。ここは私がいるから大丈夫だよ。」
3人にそういった後、私は再び自室へと歩き出した。
バトルしたからお腹すいちゃったなあ、何か作ろう……
オムライス……グラタン……ドリア……
全部食べたいけど……さすがにね。
作るのにも時間掛かっちゃうし
うーん何にしようかな……。