第12章 波乱のジムチャレンジ
両者とも譲らぬ戦い
さすが好敵手と言うべきか
「オレたちのロンドだよ!!聞いてくれよな!!ストリンダー!ちょうはつ!」
「ウオチルドン!カプリチオを聞かせてあげて!!ストーンエッジ!!」
絶対的な大ピンチ
そんな時でさえ楽しく感じてしまうのは、キバナの言うとうりバトル狂なのかもしれない
「オペレッタでもっと楽しみましょうよ!!アクアブレイク!!」
技がぶつかり合う
水飛沫に流れる電流
飛沫に撃たれて飛び散る落石
「これでフィナーレだ!!もう一度オーバードライブ!!」
「最高のレクイエムを貴方に!がんせきふうじ!!」
この戦いを制するのは終曲か鎮魂歌か。
激しくぶつかり合う協奏曲に誰もが歓声をあげ、誰もが息を飲んだ
〜〜***
「キバナ戦も頑張ってよね。私の好敵手」
「もちろん。オレの好敵手の分までぶつけてきますよ」
結局戦いは負けてしまった。
けれど、ネズになら、私の信頼する好敵手になら後を任せられると思った。
ネズが負けても進むのはキバナ
どっちにしろ、私が信頼する2人なので安心して試合を観戦することができる
ヤケに清々しい気持ちで、私は退場した。