• テキストサイズ

《identity》R18

第8章 初めての試合(ハスター)


「ちょっと失礼……」

いきなり顔を抑えてキスをしてくるイライくん。
リッパーさんはさっきどこかへ猛ダッシュで向かっていった。

「い、!いきなり!!////な、なな、なんですかっ!?/////」

「ふふ、なんでも?ほら。解読!!!」

「は、はい、……」

フクロウを飛ばすイライくん。
祭司さんが必死に一等航海士さんを救出し、まもっている。
それなのに、「解読に集中して!」とチャットを送ってくる。
本当に見習いたい……

「はい。1台あがりー、」

「結構ガチャガチャしてるだけで解読できるもんなんですね。」

「そんな簡単っぽくいわないで!‪w」

「あ、」

祭司さんも一等航海士さんも2人ともダウンしてしまった。
イチャイチャしている暇はないようだ。

「そろそろ俺らの番かな。」

「怖いですね……」

「そりゃみんな怖いさ。ほら。行こ。遠距離射撃できる?」

「多分大丈夫です!」


途中落ちている色々な種類の矢を拾いながら救出を目指す。
一等航海士さんを椅子に座らせ、祭司さんを吊った時、
「今だ!」とイライくんが司令を出し、
私は思いっきり星の形がついた矢をハンターに当てた。

「おお、」

「祭司さん!早く逃げて!」

「ありがとう!!」

「一等航海士も救出っと。」

星の矢に当たったハンターは気絶状態になっている。
おお、これ種類によって効果が違う感じか……
そのあとも2台……3台……4台と解読を進めた。

「あと1台……」

「一等航海士と祭司飛んだけど?色々な工程飛ばしてない?アイツらの勇士飛ばしてたよね?」

「い、いいから解読!!」

「はい(真顔」

イライくんも何回かつられてしまったので……(救出済み)
次見つかったらもう私ひとりになってしまう。
でもそれを望むかのようにハスター様は近づいてくる。

「うわぁぁあ矢を撃ち込んだことは謝るから来ないでー!!!」

「あとちょっと!!」

解読が終わり、「ブー!!」という警報音がなった。


「よし!ゲートへ向かおう!」

「はい!」

私を前に。イライくんは後ろについて向かっていた。

バンッッッ……「カハッッ……!?」

いきなり鈍い音と吐血している音。
後ろを見ると、血が出て倒れているイライくん。
あぁ、……ゲートが開ける状態になると1発で仕留められる人格……あるんだ。
/ 83ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp