第7章 お隣さん(傭兵)
もう夜になり、肌寒くなった。
夜になる前に、お菓子を作ったので、私の好きなお茶とナワーブくんが飲めそうなお茶を準備した。
「たしか前……イライくんが夜は危ないって言ってたっけ……」
暖かい上着を来て、寒い中で白い息をはぁっと吐きながら夜空を見た。
この世界も私が元々居た世界と同じ星が見えてるのかなぁ……
「呼んだ?」
「ひゃっ!!」
そこにはいつもの厚い服の上にまた暖かそうな服を着てるイライくんが……
てか、なんでこんな所に……
「ごめんね。今日の夜は嫌な予感がしたから。見回りしてるんだ。」
「あぁ、……占い師ですもんね……お疲れ様……」
「ねえ、。夜は危ないって言ったのにどうしてお外にいるのかな?」
ほっぺを両手でつまんで軽く伸ばすイライくん。
「うう、……ナワーブくんに夜に来いと言われてたから……」
「あいつ、夜にを1人で歩かせるとか……ばかだなぁ、……」
「へぁぁあ!!」
「あー、こいついるから大丈夫か。」
「へぁっ!!✨」
「守ってくれるって」
「ふふ、ありがとう」
「じゃあ、俺は見回りしてるから。じゃあね。隣だけど気おつけろよ!」
「はぁい、ばいばーい。」
「また俺の家来てよー?」
「……/////」
遠くへ消えていくイライくん。
さあ、ナワーブくんの家に行かなくちゃ。。。
家に行くと、玄関先で待ってるナワーブくんが、……
「……っ、おせーよ。」
「ご、ごめんなさい!」
照れて、そっぽ向き、手を組んで……片足を壁に付けているナワーブくん、……なんてかっこいいんだ……
「ほら、寒いでしょ?入ってよ」
「はぁい、」
中は普通に綺麗……
しかもちゃんとお花とか飾ってあって可愛い……
「な、……なに見てんの……」
「ふふ、なんでもないですよ♪」
「お、俺は別に、花とか好きで飾ってるわけじゃないんだからな!!////これは貰ったもので……////」
照れまくって言い訳をするナワーブくん。
「まあまあ、ほら。お菓子も、ナワーブくんが飲めそうなお茶も持ってきました!ニコッ」
「色々聞かせてよね……」
「はいっ!」
そこからはただお茶を楽しみ、夜を過ごした。
私が持ってきたお菓子やお茶を気に入ったらしく、どんどん食べるナワーブくんが可愛い……
「あら、もう11時……」