妖精の夢~Another Story~【気象系BL】
第7章 Miracle of the Red Fairy
「智…
今回は俺の誕生日の奇跡なんでしょ
てっ・こ・と・は…、
プレゼントは“お前”な訳なんだよね…」
翔はニコリと笑い、顔を近付けてくる。
「ねぇ…智…
何年分のプレゼントが溜まっていると思う?
俺の言うこと…聞いてくれるよね?」
「うっ…お…」
こいつ、完全に調子に乗ってる…!!
智は、思わず出そうになった言葉をグッと飲み込んだ。
だって……
翔には、ずっと迷惑を掛け続けてきた…
自分が元の姿…
幼児に戻ってしまったら…
また、きっと寂しい思いをするのかもしれない…
それに、もう二度とこんな奇跡が
起きるという保証は無い…
この姿で翔と一緒に居られる
時間は限られている…
だからこそ、最後に最高のプレゼントを贈りたい……
心から喜ばせてあげたい……
と智は思った。
それに…何だかんだ言っても
やっぱり翔の事も好きなんだーーー。
「はぁ~…」
智は一つ溜め息をつき、
諦めて首を縦に振った。
.
智は床に座り込み、
椅子に腰掛けている翔自身に奉仕をする。
「は、ぅん…んっ…」
「へぇ~上手いな…
和也が教えてくれたの?」
手と舌を器用に使い、
刺激を与え、
固くなっていく自身を丹念に絡め取る。
翔は目を細めて嬉しそうに智の頭を撫でた。
「ん…んっ…」
智はこの行為自体嫌いだった。
ふと自分に意識を向けてしまうと、
目を逸らしたくなるくらいの羞恥が湧いてくる。
メイド服を着て、こうしている内に
自分が本当にメイドになってしまったような
錯覚さえ生まれてきてしまった。
躰が、だんだん熱くなってきた。
「智…」
「んっ…!!んぅ、ん…!!」
翔に促され、
智は自身をくわえたまま、
頭を前後に動かす。
すると自身からは、
限界を訴えるかのように
次々と愛液が溢れてきた。
「もう…いいよ…」
しばらくして翔は自身を抜き取り、
智の顔に狙いを定めた。
「えっ??……」