妖精の夢~Another Story~【気象系BL】
第7章 Miracle of the Red Fairy
おまけ
「兄さん!!兄さん……
こんな所で寝てたら風邪ひくよ…」
俺は潤に肩を叩かれて目を覚ました。
結局あのまま、
智を抱きしめたままソファーで寝てしまったのだ。
「ほら、智もおいで…
ベットで寝よう…!!!」
潤は智を抱っこしようとした時…
服を着ていない事に気づき
目を大きく見開きビックリしていた。
「!!!兄さん!!なんで智
何にも着てないの?
ハァ!!この白いのは??」
智の躰には所々白い物がこびり付いていた。
「兄さん!!!!!もしかして…」
潤は顔を真っ赤にして怒り出した。
「潤落ち着け!!これには訳があるんだ・・・」
「へぇ~翔兄…どんな理由があるか
お聞かせ願いたいですね…」
「!!!!和也!!!
お前いつ帰ってきたんだ…」
翔が声の方を見ると
そこには腕を組んだ和也が
翔を睨みつけるように立っていた。
「よくも、私の智をイジメてくれましたね…
私がいないのをいいことに
好き勝手な事をしてくれたようですね!!!!!」
翔は和也の恐ろしいほどの怒りの目に
後ずさりをした。
「・・・・和也落ち着け!!!
話せば解る!!!
これには深い訳があるんだ…」
「言い訳無用です。
潤!!!
翔兄の昨夜楽しい記憶をすべて消しなさい!!」
「了解!!
俺だって智のメイド見たかったのに…
一人だけ楽しんだ罰だよ!
その記憶消せていただきます。」
潤は羽根を紫に輝かせた…
「ギャ~やめて~
あの素晴らしいメイドさんだけは
消さないで!!!
潤!!
和也!!!
もし、許してくれるなら
智を一晩だけ大人の妖精に戻してあげるから…
そうしたら、今度は三人で仲良く
智を激しく乱してあげようよ!!!」
翔に懇願に
和也と潤はニヤッと笑い…
「その話・・悪くない!!!」
スヤスヤ眠る智にむかって呟いた…
智は、もう二度と大人にならないと
眠りながら誓った事を
三人は気づいただろうか?
本当に…おわり