妖精の夢~Another Story~【気象系BL】
第2章 Purple fairy sweet days
俺は、とっさに出て行きかけた智の腕を掴み、
思いっきり浴槽へ引きずり込む。
智「ちょっと…潤…やめて…!!」
大きな水音とともに
智「う、わぁ!!」
バランスを崩した智が背面から浴槽に落ちてきた。
バシャ~ン!!!!
その衝撃でお湯が激しく溢れ、二人の顔に飛びかかる。
智「あっぶないだろ!!この馬鹿!!」
智は驚きと怒りを露わにして、
俺をキッと睨み付ける。
も|その表情の可愛いこと
俺は怒られていることなんてどうでも良くなって
ただ目の前で、無防備な姿で
ギャンギャン吠える智が可愛くて可愛くてたまらなかった。
俺はその姿を見て・・
フツフツと良からぬ思いが込み上げてくる。
智「な、何ニヤニヤしてんだよっ!!
気持ち悪い!!!!!」
背を向けて逃げようとする智を
後ろから抱きかかえた。
潤「…もうちょっと…楽しもうか?」
智を背後から抱きかかえている形だから、
きっと気付くはず。
智「…あっ…………っ…!!」
智の腰に当たる、
硬いモノ。
智は慌てて躯を引き離そうとするも、
絶対に逃がすわけにはいかない。
智「変な気起こさないって、約束しただろ!?」
潤「残念ながら自分の欲望には逆らえない」
智「くっ…騙されたっ…!!」
智を抱えたまま、
その首筋に口付けを落とす。
そして、チュッと吸い上げて、
躰を支えながら胸の突起を摘まんでやった。
智「ゃ、めろ…!!潤・・・」
潤「嫌だ」
嫌がる声すら愛しくて。
普段は甘えたことすら言わない智は
俺と躰を重ねている最中でも、
いつもギリギリまで必死で声を抑えているから
だからこそ、もっと鳴かせたいと思ってしまうんだよ。