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H・I・M・E ーactressー【気象系BL】

第35章 scene37:僕達のParty Starters!


「あ、あん…、あ〜ん…、も、ムリ…っ…」

何度イカされたかもう分かんなくなるくらい、身体も、それから僕の頭もぐちゃぐちゃで…

でも翔くんは腰の動きを止めようとはしなくて…

「ね、明日(ってゆーか、もう今日だし!)入社…式…っ…」

流石にこれ以上はヤバいと思って訴えるけど、翔くんは全然お構いなしに腰を押し付けて来る。

分かるよ、分かるんだよ?
繋がった部分から、伝わって来るもん。

翔くん緊張してるんだよね?
だからいつもより激しいんだよね?

それが分かってるから、僕も口では“ダメ”って言いながらも、自ら足を広げ、腰を揺らして翔くんを受け入れるんだ。

でもさ、流石にもう…、腰が抜けそうだよ?

それにさ、気力で元気を保ってはいるけど、息子くんももう限界…ってゆーか、なーんも出て来やしない。

もうこうなったら…
本当は翔くんを相手に使いたくはなかったけと、奥の手を使うしかない…よね?

僕は翔くんの腰の動きが速度を上げたタイミングを狙って、

「あ、あ、あ、あんっ…、ああ…、イクッ…、ああっ…、だめぇっ…」

出すものなんて何もないのに、一際甲高い声で喘ぎながら身体をビクビクと震わせた。

そして…

「クッ…」

翔くんの熱が僕の中をジワッと満たした瞬間、全身の力を抜いて瞼を閉じた。

「え、さ、智…?」

僕が意識を飛ばしたと思って慌てた翔くんが、僕の頬を軽く叩く。

勿論、本気で意識を飛ばしたわけじゃないから、ちょっぴり痛いんだけど、我慢我慢(笑)

本当はさ、演技なんてしたくないけど、このままだと朝までコースってことにもなりかねないし、遅刻はないにしても、入社式の最中に居眠りとかさ…、翔くんのことだからないとは思うけどさ、疲れたお顔は良くないじゃん?

やっぱり、晴れの日なんだから、翔くんには誰よりも凛々しくて、誰よりも格好良くいて欲しいんだもん。

だから…、ごめんね?
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