第35章 scene37:僕達のParty Starters!
・何があっても、一日二度はキスをすること(寝る前と出勤前のキスは必須)
・週に一度はデートをすること(その際は必ず手を繋ぐこと)
・一人で泣かないこと(泣く時は俺の胸で泣け)
・浮気は禁止
但し、もしどちらかに別に好きな人が出来たら…、その時は正直に言うこと(無いことを願いたいけど…)
・月に一度は、HIMEの姿でデートをすること(やっぱり好きなんだよね、HIMEちゃん♡)
って、書かれてて(笑)
勿論、僕は迷うことなくサインをした。
そして翔くんも…
きっとね、簡単なことばっかじゃないと思う。
キスだって忘れちゃう事もかもしんないし、デートだって毎週出来ないかもしんないし、やっぱり人の目が気になって手だって繋げないかもしんないし…
もしかしたら、翔くんに僕以外に好きな人が出来ちゃうかもしんないし、僕だって100%無いとは言いきれないし…
でもさ、いつだってお互いのことを想って、お互いのことだけを考えていたら、きっと大丈夫なんじゃないかなって…
そしたら僕達はいつだって笑っていられるんじゃないかって…
翔くんとなら、それが出来るんじゃないか、って…
翔くんとなら、何だって乗り越えていける。
この先、何があったとしてもね?
それくらい、僕達の間には強くて太い赤い糸があるって、僕は信じてるから♪
でもさ、月に一度のHIMEって…
もぉ…、どんだけHIMEのこと好きなんだよ(笑)
ま、HIMEな僕もひっくるめて、愛されてるってこと…なんだよね?
「ふふ、翔くん大好き♡」
「ん、俺もだよ」
「だーめ、ちゃんと言って?」
「どうしようかな(笑)」
「あ、言わないなら…、一週間エッチ禁止も付け加えちゃうからね?」
それでも良いの?
「それは困るかも(笑)」
「じゃあ言って?」
エッチ出来なくなっちゃうよ?
「智…、一回しか言わないからね?」
「うん」
「愛してるよ」
え、今…何て言ったの?
「ね、もう一回言って?」
「だーめ、一回だけって言ったでしょ?」
あ〜ん、もぉ、翔くんの意地悪。
でも…、そんな翔くんが僕は好き。
この気持ちは、この先もずっと変わらない。
そして、
「なあ、エッチしよ?」
「ふふ、しよっか♪」
僕達のラブラブっぷりも、ね♡
『 僕達のParty Starters!』ー完ー