第7章 scene2:ピンクのお部屋
NINOの視線が僕のパンティ(正確には”下半身”なんだろうけど…)に集中する。
「そんなに見ないで…?」
恥ずかしさのあまり、スカートの裾を握った手に自然と力が入って…
目の前にあるNINOの顔が真っすぐ見られない。
「可愛いパンティね?」
「そ、そ…ぉ…?」
「とってもHIMEちゃんに似合ってる。それに今日の衣装とも…」
良かった…♪
出掛けに慌てて選んだから、ホントはちょっと不安だったんだよね…
でも、NINOに可愛いって言って貰えたし、ちょっと嬉しいかも♡
「でも…」
喜んだのも束の間…
NINOが組んでいた腕を解き、頬にピッタリと手を当てると、”うーん…”と唸りながら首を傾げるから、急に不安になる。
僕、何かダメだった?
でもさっきは褒めてくれたよね?
なのにどうして?
「HIMEちゃんに似合ってるし、とっても可愛いわよ? でもね?」
「で…も…?」
「HIMEちゃんにはちょっと小さかったみたいね?(笑)」
「え…?」
戸惑いを隠せない僕をよそに、NINOは片手をベッドに着いた格好で身を乗り出すと、残る一方の手を僕の中心に向かって伸ばした。
「ほらここ…、HIMEちゃんの可愛い”子”がはみ出しちゃってるわよ?」
えっ、えぇぇぇっ…?
「や、やん…」
やだ…、僕ったらちゃんとチェックした筈なのに…、恥ずかしい…
僕は火が付いたように熱くなった顔を、捲り上げたスカートの裾で隠した。
そんなことしたら、僕の恥ずかしいトコが余計に丸見えになっちゃうのに…
「くく、HIMEちゃんたら可愛い♡ それに…」
言いながら、NINOが僕の中心をちっちゃな黄色いリボンで飾った指で弾いた。