第31章 日常16:僕の彼氏を紹介します
結局僕達はお互いが意識を飛ばすまでエッチし続け…
「ねぇ、どうする?」
「どうするもこうするも、このまま放っておくわけにはいかないでしょ?」
「そうだよね…、櫻井くんはともかくとして、智をこのままにはしておけない…よね?」
和と相葉さんの声が遠くの方で聞こえるけど、とても瞼を持ち上げるだけの気力も、体力だって残ってない。
しかもグッタリとした翔くんが覆い被さったままだから、身じろぎすることすら出来ないし…
こそこそ相談してる暇があったら、翔くんをなんとかして欲しい。
「あ、ねぇ、俺が智を風呂入れようか?」
え…?
ちょっと待って?
それは相葉さんには申し訳ないけど、流石にイヤかも…
何されるか分かんないんだもん。
これ以上腰ガタガタになったら、本気でウェディングドレスが着れなくなっちゃう。
だからそれだけは、何が何でも避けなないと…なんだけど、僕には無理だから和…お願い♡
「いいよ、私が入れるよ」
「え、でも和腰痛いって言ってたじゃん? 悪化したら仕事に差し支えるんじゃ…」
え、そうだったの?
その割には、相葉さんのお股に跨って、随分激しく腰振ってたような気がするんだけど?
「そ、それはそうだけど、でも雅紀に任せたら、智に何するか分かんないじゃん…」
「信用ないなぁ…、俺そんなに節操なしでもないけど…」
うっそだぁ…
大体、節操のある人が覗きなんてする?
しかもお股モッコリさせちゃってさ…
「はあ? お前、どの口が言ってんのか分かってる?」
「このお口♡」
「お前は…アホか! とにかく、智のことは私が面倒見るから、雅紀は翔くんを何とかして」
良かった…
ホッとしたのも束の間、僕の上から翔くんが降ろされ、僕の身体が宙に浮かんだ。
でも和だもん…、身体は僕よりもほんのちょっと大きいけど、僕より力はないし、腰に爆弾抱えてるっぽいし…、いつ落っことされるか不安しかないんですけど…?