第31章 日常16:僕の彼氏を紹介します
ってゆーかさぁ、何で二人とも(和と相葉さんね)スマホのカメラこっちに向けてんの?
え、まさか撮られてるわけ…ないよね?
だって…
だって…、HIMEの時ならともかく、今の僕は“智”だよ?
しかも相手は翔くんなんだよ?
何してんの?
….って抗議したいところだけど、今の僕には苦情を言うだけの余裕も、二人の手からスマホを取り上げる手もない。
なんたって僕の両手は、ずーっとお股…ってゆーか、翔くんの息子くんと一緒に僕の中にいるんだもん。
だからかな…、翔くんの息子くんだけでもキチキチなのに、僕の指まて挿って僕のお腹が破裂寸前なくらいに、パンパンで苦しい。
なのにそれが凄く気持ち良くて…
「い…ぃ…、凄…ぃ…、ああ…ん…」
スマホのカメラを気にしつつも、息を詰まらせ喘ぐ僕。
その上で滴る汗を飛ばしながら、我武者羅に腰を振る翔くんは、全くスマホカメラの存在には気付いていない。
いや、もしかしたら気付いてはいるのかもしれないけど、僕と同じで余裕がないのかも。
だって、翔くんたら自分の息子くんにかけてたから、ピンクボトルの液体を…
その証拠に、
「やっべ…、イキそ…」
いつも(が、どれくらいかは知らないけど…)よりも早いもん。
まあ…、それは僕も同じで…
「うん…、イッ…て…? 僕ももう…、うう…ん…」
言ってる矢先に、超大量のミルクを自分のお腹の上にぶちまけちゃったの♡
それを見て翔くんも、
「イクッ…、イクイク…ッ!」
僕の中から抜け出す間もなく、僕の中に吐き出した。
僕達は溜まっていたモノを吐き出したことで、ホッと安堵の息を漏らした。
これで漸く全身性欲状態から抜け出せると思ったんだろうね…?
謎のピンクボトルの呪縛は、一回や二回イッたくらいじゃ解かれることはないって分かってるのにさ…