第25章 scene5:チャペル
そして再び僕の身体を襲う、何度繰り返しても、決して慣れることの無途轍もない圧迫感と、鈍い痛みに、
「ひっ…、あぁぁっ…!」
僕のお口から悲鳴にも似た声が漏れる。
それでも構うことなく男は僕に腰を打ち付け続け…
「おぉ…、すげぇ…、イクッ、イクッ、出すぞっ…」
僕に覆い被さったまま、マスクの下で荒い息を繰り返しながら、僕の耳元で低い呻きを上げた。
僕の中から塊が引き抜かれ、赤黒く張り詰めた先端から、僕のお顔に向かって汚らしい欲望を吐き出した。
ああ…、ごめんなさい…
せっかく綺麗にメイクして貰ったのに、こんなに汚してしまって、台無しにしてしまって…
それにドレスだってボロボロにされちゃって…
ごめんなさい…
僕は心の中で斗子さんに繰り返し何度も何度も謝った。
申し訳なくて、涙が溢れた。
でもカメラはそんな僕の涙まで、否応なしにレンズに収めて行く。
「くくく、、泣く程気持ち良いの?」
違うのに…
そんなんじゃないのに…
こんなの…全然気持ち良くなんかないのに…
なのに…
「あ、あんっ…、あ、あ、あ、あんんっ…」
また別の男に貫かれて、僕の身体は僕の意思に反発するように、勝手に揺れた。
受け入れたくなんてないのに…
僕は止められない涙でお顔をぐちゃぐちゃにしながら、それでも無理矢理与えられる快楽に、
「あ、いやっ…、そこ…突かないでぇ…っ…」
無我夢中で喘いだ。
上手く呼吸が出来なくて、意識だって朦朧として、もう頭では何も考えられないのに、
「だめ…っ…、ああん…、あんっ…」
必死で喘いだ。
そうやって何度も何度も、代わる代わる僕の身体を穢そうとする男達を受け入れ続けた。
凄く…とてもとても長い時間だった。
そして僕も…
「あ、あ、あんっ…」
自らの手で息子くんを高みへと誘い、
「イクッ…、イクッ…、ああああっ…んんっ…!」
ずっと下腹部で出口を求めて渦巻いていた熱いモノを、自分のお腹の上に向かって吐き出した。