第24章 scene5:ツルテカな僕
相葉さんの細いんだけど、ちょっぴり骨ばった指が、ピンと棒立ちになった僕の息子くんの裏っ側…つまり、筋の部分をツーっと撫でる。
「ん…、やっ…」
当然、敏感になり過ぎてる僕の身体は、まるで地上に上げられたお魚さんみたくビクビク跳ねて…
「ああ、これは相当溜まってるね?」
「雅紀もそう思う?」
二人が深刻なお顔を見合わせる。
ってゆーか、何でそんなこと分かんの?
だって僕、さっきも言ったかもしんないけど、それなりに出してはいるし、つい最近だってお仕事で出したし…
だから”溜まってる”って言われても、正直なとこあんまりピンと来なかったりする。
ただ、和だけじゃなく、相葉さんまでそう言うんだから、僕が感じてないだけのことかもしんないしね?
それに実際、些細な刺激にもこんなにも過剰に反応しちゃうのも、やっぱりちょっと変だし…
「HIMEちゃんさ、つい最近ココ使ったのいつ?」
相葉さんの手が僕の後ろに回り、ツルテカになった蕾ちゃんの周りをクルリと撫でる。
「えと…、そこ…はぁ…、あんっ…」
ちゃんと答えなきゃって思うのに、蕾ちゃんを撫でる相葉さんの指が擽ったいやら気持ち良いやらで…
「ちゃんと言って? じゃないと、どうして良いのか分かんないでしょ?」
「だ、だって…ぇ…、んんっ…」
僕だってどうしたら良いのか、分かんないよぉ…
「あ、あの…ね…、んぁっ…、最後に挿れたのは…ぁ…、温泉の時…で…、あんっ…」
そう…、僕の記憶が正しければ、多分その時なんだけど、でもあの時は確か…
「え、まさかあの時から一度も…?」
「う、うん…」
「温泉て…、あのHIMEちゃんが激し過ぎて、和が腰やっちゃった、あの時…?」
もぉ…、あの時のことは今思い返してみても、恥ずかし過ぎてお顔から火が出ちゃいそうなのに…
「え、でもあれってもう半月も前のことだよ? その間全然…てこと?」
そっか…
あれからもう半月も経ってるのか…
僕、気付かなかったよ(笑)