第19章 scene4:宴会場
ふと思ったんだけど…
ねぇ、僕初めてかもしんない、自分が挿れられることはあっても、誰かのお尻に指なんて挿れるのって。
ほら、僕ってば女の子との経験もない(←実は未遂はある♪)し、抱かれたいって感情は持ったことがあっても、“抱きたい”って思ったことは一度もないからさ…
だから、お顔の上で上下するNINOのお尻にキュン♡ってするなんて、全然思ってもなくて…
あ、でもだからってそれが“NINOを抱きたい”って気持ちになるか、って言ったら…それは違うかもなんだけどね?
でもNINOの一番熱い場所に触れてみたい、って思ったのは本音で…
実際に触れてみて、僕を抱きたいって言う人の気持ちが分かった…ってゆーか、こんな気持ちに鳴るんだぁ…ってちょっぴり分かっちゃったかも。
あ、でもだからってNINOを…って気持ちにはならないんだけどね?(←二度も言うな、しつこい)
僕はNINOにの指で中を指でグリグリ掻き混ぜられながら、同時にNINOの中を掻き混ぜた。
って言っても、僕の中にあるNINOの指は三本で、僕が挿れたのは一本なんだけどね?
ちょっぴり不公平感あるけど、指挿れ初体験の僕にはこれが精一杯なの。
ごめんねNINO。
もっと気持ち良くしてあげられなくって♡
「凄いわ…、HIMEちゃんの中…、畝りながら指に絡み付いてくるわ…」
「ん…、だって凄く気持ち…ぃぃ …もん…」
「ねぇ、欲しくない?」
「え?」
「ここに、私の太いの…欲しくない?」
「それ…は…」
欲しいよ?
すーっごく欲しい。
僕はちょっぴり名残惜しさを感じつつも、NINOの中から指を引き抜くと、両手で膝を抱え込んだ。
「ちょ…だい…? 僕のお尻に、大っきいのちょう…だい…?」
僕、満たされたいの…
別にね、寂しいとかじゃないよ?
でもさ、今日一日中ずーっと櫻井くんのこと考えながら、自分の手で慰めてたのがさ、ちょっぴり切なくなっちゃったんだ。