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H・I・M・E ーactressー【気象系BL】

第18章 scene4:露天風呂


もう無理…
こんなの挿んないよ…

不意に涙が零れそうになったその時、

”大丈夫…、ほら、ここをこうしたら痛みなんて全然感じないでしょ?”

川面を撫でた強い風が、青空の下に晒した僕の素肌に吹き付け、おっぱいの先…、とても敏感な部分を掠めた。

すると不思議なことに、さっきまで僕の下半身に感じていた鈍い痛みや、途轍もない圧迫感が嘘みたいに消え、

「あんっ…」

絶対無理だと思っていた極太のディルドが、見事なくらいすんなりと僕のお尻の中に飲み込まれていった。

”すごいね、全部挿っちゃったね?”

言ったでしょ?
僕、ちゃんと上手に出来る、って…

僕はお尻にディルドを突っ込んだまま、ゆっくりと立ち上がると、カメラに背を向け、それまで背中を預けていた岩に片手を着いた。

前屈みになって腰を突き出し、後ろに回した手でディルドの底にあるスイッチをオンにすると、途端に響きだす重低音と振動に、ガクガクとする僕の膝が崩れそうになる。

「あ、あ、あ、すごっ…、あんっ…」

僕の中で、ディルドが縦に横に首を振りながら旋回し、

「や…、そこっ…、突いて…っ…、んんっ…」

やがて僕の最も感じる場所を見つけ出すと、そこを重点的に刺激し始めるから堪んない♡

だってね、そこを刺激されるとね、まるで電気ショックでも浴びたような…それくらい強い痺れが全身に走って、頭の中は何も考えられないくらいに真っ白になるの。

簡単に言えば、わけわかんなくなっちゃう…って、感じなんだけど、僕はその瞬間が好きなんだ。

満たされてる…ってのとは、またちょっと違うかもなんだけど、それに似た感覚を感じることが出来るから…

僕は片手でディルドを出し挿れしながら、まるで本当に突き上げられているかのように腰を揺らした。

その度に、しっかり元気百倍になった息子くんが、上下左右に触れ…

お腹や太腿に当たる度に、ペチペチと音を立てた。
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