第18章 scene4:露天風呂
でも、どんなに気持ち良くても、それだけじゃ物足りなくて…
僕は傍らに置いてあったボトルを手に取ると、既に透明な液体を纏った手のひらに、中の液体をたっぷりと垂らし、その手をそのままお尻に宛がった。
ネットリとした液体を纏った指で蕾ちゃんの周りを解し、柔らかさを感じ始めた頃合を見て、指を一本…挿れてみる。
「ん…、あ…はぁっ…」
痛くはない。
一本だけ…ってのもあるかもしれないけど、それだけじゃない。
止められはしたけど、ついさっき露天風呂で弄ってたから…、だから大した痛みもなく、すんなり指を飲み込んだんだと思う。
僕は中に挿れた指を一旦引き抜いては、再び指の付け根まで突き挿れた。
それを何度も繰り返しながら、中の粘膜が指に絡み始めるのを待つけど、そうなるまでにそう大して時間はかからなくて…
二本、三本、そして四本と続けざまに指を増やした僕は、身動きすら窮屈な空間で、四本の指をバラバラに動かした。
「はっ…、あ、あんっ…、もっと…もっと…、ああっ…」
”くく、「もっと…」、何?ちゃんと言って?”
「もっと太いの…ちょ…だ…ぃ…?」
櫻井くんのおっきいのを、僕の中に…
「欲しぃ…のぉ…っ…」
僕は、中に挿れた指の動きに合わせて身体を跳ねさせながら、準備万端な状態で差し出されたディルドを受け取り、指を引き抜いたそこに宛がった。
”いくよ? ちゃんと力抜いててね?”
うん…、大丈夫だよ、僕、ちゃんと出来るから…
僕は誰に向けたわけでもななくコクリと頷くと、ディルドを握る手に力を込め、多少の抵抗を感じつつもディルドを中へと押し込んだ。
「うぅっ…、あぁぁっ…っ…」
しっかり解れているとは言え、半分程度を挿れただけなのに、指なんかとは比べ物にならないサイズ感と、僕の中をあっという間に埋め尽くしてしまう程圧迫感に、思わず息が詰まり…
僕はその何とも言えない感覚に激しく頭を振り、丁度肩に触れるか触れないかくらいの長さの髪を揺らした。