第18章 scene4:露天風呂
僕はキュッと引き締めていた唇を僅かに開くと、唾液を絡ませた赤い舌先で唇をペロリと舐めた。
変だと思われるかもしんないけど、僕には感じるんだ…
たとえ現実には触れていなくても…
たとえ一度も触れたことがなくても…
彼の熱い吐息の中に混じり込んだ、甘い味と匂いを…
僕は片手でおっぱいを揉みながら、片手をそっと下半身に伸ばした。
そこは、触れてもいないのにすっかり硬くなっていて…
頭上に広がる澄んだ青空を見あげようと、必死で藻掻いている。
ふふ、息子くんにも分かるんだね?
この空の青さがどんなに綺麗かが…
僕は息子くんをそっと握ると、浮かび上がり始めた血管の筋に沿って指を動かした。
「ああ…、あ…はぁ…づ…」
“ねぇ、感じてるの?”
うん…、すっごく感じるよ…
“じゃあ…、ここは…?”
え…?
“ほら、ここの抉れた部分を爪で掻いたらさ…”
「いや…、そんなことしちゃ…、だめぇ…っ…」
立てた膝がガクガクと震え、腿を擦り合わせたい衝動に駆られるけど、それをどうにか堪え、僕は両足を更に大きく開いた。
握り込んだ手から、ちょこっとだけ顔を出した息子くんの先っぽはバックリと口を開き、透明な雫でテカテカとしていて…
ふふ、嬉し涙を流すくらい、嬉しい?
そうなのね?
先っぽを親指の腹でグイッと擦ると、僕の問いかけに答えるかのように、息子くんがビクンと震えた。
僕はおっぱいを揉んでいた手も下半身に移動させると、片手では息子くんを、もう片手は息子くんの腰巾着(つまり“袋ちゃん”ね♡)を握り、器用に手を動かした。
「あ、あ、あんっ…、いやっ…、ああ…っ…」
“凄いね? ギンギンじゃん(笑)”
いや…、言わないでぇ…っ…
“嘘つくなって…。「もっと言って…」って顔に書いてあるよ?”
嘘…、僕…、そんな恥ずかしいこと…
「ああ…っ…、ん、ん、んんっ…」
僕は自分の手の中に、脈打ちながらどんどん膨れ上がって行く息子くんを感じながら、腰をくねらせ、首を仰け反らせた。