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H・I・M・E ーactressー【気象系BL】

第17章 scene4:温泉宿


片方だけツルンと落ちたブラ紐が気になって、ついついソワソワしちゃう僕。

気持ちがソワソワしちゃうと、一緒にお股もムズムズしちゃうから、不思議よね(笑)

僕はカメラが向けられていないのを良いことに、スカートの下で膝を擦り合わせた。

でもね、男の子って不便ね?

いくら隠そうとしたって、スカートがしっかりテント状態になっちゃったら隠しきれないんだもん。

そうなると当然…

「話には聞いてたけど…、凄いね(笑) 見られてるだけで、こんななっちゃうんだ?」

「そ、それは…、だから…」

ってゆーか、風間ポンたら、相葉さんにどんなお話を聞かされての?

う〜、気にるぅ〜

「だから…、どうしたの? って言うか、脱いじゃった方が楽なんじゃない?」

それは…確かにそうなんだけどね?

だって、普通にボクサータイプのパンツなら、割と余裕はあるけど、女の子用のちっちゃいパンティって、全然余裕がないんだもん。

でもさ…

「ここで…ですか?」

「うん、ここで♪」

「全部…?」

まさか…ねえ?(笑)
だって車の中だよ?
いくらスモーク貼ってあったとしたって、すれ違う車から見えちゃうかもじゃん?

それはちょっと…

って躊躇う僕に風間ボンは、

「全部じゃなくても、パンティは脱いじゃった方が良いんじゃない? 汚れちゃったら台無しでしょ?」

確かにそうね…
この日のために新調した下着なのに、いきなり汚しちゃうのは、ちょっぴり残念よね…

それに、精液(…だけじゃないけど…)って、乾いちゃうと洗うの大変なのよね。

他の洗濯物と一緒に、洗濯機でガーッと洗ってしまえたら楽なんだけどさ…

僕は小さく息を吐き出し、

「見ないでね?」

ウルウルの目でカメラに向かって訴えると、パンティのウエスト部分に指をかけ、ちょっぴりお尻を浮かしてから、パンティをゆっくり下ろした。

すると、待ってましたといわんばかりに、僕の息子くんがビョーンと元気良く跳ねた。
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