第12章 scene3:診察室

凄く気持ち良かった…

仕事柄、これまで何度もイかされて来たけど、こんなの…初めてかもしれない。

勿論噂には聞いてたし、僕自身全く知らなかった訳じゃないけど、まさかこれ程とは思ってなくて…

僕は中途半端に自由の効かない身体を、ヘンテコな形をした診察台の上に深く沈めた。

出来ることなら、いつまでも身体に残る絶頂感に身を任せたまま、眠ってしまいたかった。

けど、現実にはそんなことは無理で…

僕の両手を括っていた聴診器のチューブが外され、ダランと力なく垂れ下がった手が、僕の意志とは関係なく松本さんの白衣の中に引き込まれた。

｢あ…の…｣

突然のことに戸惑い、掠れた声を上げる僕に松本さんは、

｢君の病気はまだ完治していないようだ｣

ニヤリと唇の端を上げて笑った。

そう…だよね…、僕の病気…まだ治ってない。

だってこんなにもまだ胸が高鳴って、お尻も“暴れん坊将軍”だって疼いてるもの…

｢どうしたらHIMEの病気…治るの？｣

僕は言いながら、白衣の中に引き込まれた手を動かした。

毒々しい程の紫に包まれた松本さんの“KING”を握り、モミモミと…ね。

すると松本さんが白衣のボタンを全て外し、

｢そうだな…、まずは投薬治療を行わないとな…｣

パサリと床に落とした。

さっきも思った事だけど…、松本さんの身体って、顔と同じで彫刻みたいなのね…

無駄なく、程よく筋肉のついた引き締まった身体…

凄く素敵で、思わずうっとりと見とれてしまう。

紫の超ビキニタイプのパンツからひょっこり顔を出す“KING”もきっと…

僕は“KING”をモミモミしながら、超ビキニの前をずり下げた。

｢くくく、これはまた随分と大胆な…｣

そうよ？

だってHIME…、早くお薬貰わないとどうかなってしまいそうなんだもの…

僕は徐々に露になる“KING”の姿に、ゴクリと息を飲んだ。

そしていよいよ“KING”が…って、あれ？

え、嘘でしょ？(笑)