第12章 scene3:診察室
でもそれだけなら良かった…
僕の手から引き抜いた手をポケットに突っ込むと、何か小さな…リモコンみたいな?物を取り出した。
そして僕の耳元に唇を寄せると、
「君の身体の中には、どうやら魔物が潜んでいるようだね…」
「魔…物…?」
「そう、魔物だ…。それも、君のような白衣の天使さえもふしだらな小悪魔に変えてしまうような、淫らな魔物がね…」
んと…、難しくて良く分かんないけど…
とにかく僕の中には、人をエッチにしちゃう悪者がいる…ってことよね?
僕は頭の上に“?マーク”を浮かべながら、診察台の上で小首を傾げた。
でもその仕草が、どうや松本さんには僕が病気に怯えているように見えたらしく…
「そんな顔をするんじゃない。君の病気は、この俺が必ず治してやるから…」
「先生…が…?」
どうやって?
僕が聞こうとしたその時、松本さんの手の中でカチッと小さな音がして…
それと同時に不気味な音を立て始めた僕の中に挿った“ソレ”が、上下左右に先端を振り回しながら、ブルブルと震え出した。
「ひっ…! やっ…、あ、あんっ…、そこ…突かないでぇ…っ…」
僕は身動きの取れない診察台の上で背中を仰け反らせ、“ソレ”の動きに合わせて腰を揺らした。
その度にスカートが捲れ上がって、下半身が丸出しになって行くけど、そんなのもう気にしてられなくて…
首だけを持ち上げてお股に視線を向けると、スケスケに包まれた僕の“暴れん坊将軍”が、窮屈を訴えるかのように涙を流していて…
当然、それを松本さんが見逃す筈もなくて…
「白衣の下にこんなモノを隠していたとは…。君はなんて淫乱なナースなんだ…」
「ああ…、言わないでぇ…っ…」
でももっと言って…
僕は心とは裏腹な言葉を口にしながら、それまでグリップを握っていた手を“暴れん坊将軍”と、バイオレットのブラジャーに包まれたおっぱいへと伸ばした。
だって触りたくて堪らなかったんだもん…