第11章 scene3:病院
僕の中を、シリコン製の中太超ロングの”ソレ”が、先端をグルングルンさせながら搔き混ぜる。
おまけに、全体に散りばめられたパール状のイボイボがありとあらゆる所を掠めるから…
「いやっ…そこダメっ…」
僕は長瀬さんの存在も、ハンドルを握る城島さんの存在も忘れて喘いだ。
撮影前にこんなに喘いじゃって、本番で声出なくなっちゃったらどうしよう…
あ、そうだ…
電源切れば良いんじゃない?
そしたら、挿ってる感はあっても、ブルブルもグルグルも止まるわけだから、多少はマシになる筈!
僕は息を荒くしながらも、お尻からヒョコンと飛び出た部分に手を伸ばすと、手探りでスイッチボタンを押した。
すると、さっきまで僕の中で大暴れしていた”ソレ”が、嘘みたいに一瞬で大人しくなって…
「ふぅ…」
良かった…、危うくここでイッちゃうところだったよ…
尤も…、長瀬さんは毎回撮影現場には同行してるし、今更僕がイッたところで、そう大して驚きもしないだろうし、何とも思わないと思う。
でも流石に城島さんはさ、そうじゃなから…
それに一応事務所の車だから、僕のナニで汚すわけにもいかないもんね?
僕は元気になりかけた中心に「ごめんね?」と声をかけると、丁寧に畳んであったバイオレットのパンティに足を通した。
でも…
「ちょっと待って?」
このパンティ、前は何とか隠せるけど、後ろは紐しかないんだよね?
ってことは…
どんなに僕の蕾ちゃんがしっかり咥え込んでいたとしても、抜け落ちちゃうんじゃない?
もし歩いてる途中で、スポンと抜けて、ゴロンと落っこちちゃったら…
それはそれで恥ずかしくない?
う~ん、どうしたら…?