第11章 scene3:病院
さすが長瀬さん…、だよね?
ちゃんと用意してくれてるんだからさ(笑)
僕は長瀬さんから受け取ったローションのボトルを開けると、“ソレ”が入っていたパッケージを受け皿に、自分の手のひらにローションを垂らした。
そしてシートの上で両足を開くと、ローションで濡れた手で、自分のお尻をそっと撫でた。
う〜、冷たいよぉ…
でもそんなこと気にしてらんないから、割れ目を撫で撫でしながら、シワッとなった部分を解すように手を動かした。
自分でシタことがないわけじゃないけど、人にシて貰うのと自分でするのとでは、やっぱり感覚が違う…のかな…
どれだけクルクルしてみても、自然と身体に力が入っちゃうのかな、中々指が挿るまでには至らなくて…
もうこうなったら…
切れちゃわないかって、ちょっと心配だし、怖いけど…
仕方ないよね?
僕は“ソレ”に直接ローションを垂らすと、既にローションで濡れたお尻の穴に先端を宛がった。
スッと息を吸い込んで、フーッと息を吐き出して…、若干全身の力が抜けたところで、カチッと電源を入れた。
すると、それまで静かだった車内に、突如として響き渡る電子音と、
「あっ…、ああっ…、や、やぁ…ん…」
意図せず零れた僕の甲高い喘ぎ声が溢れた。
あんなに指が挿るのを拒んでいた僕の中に、クルクルと旋回しながら“ソレ”が挿って来るのが分かる。
痛い…よ?
ちゃんと解してあるわけじゃないからね?
でも僕の身体って、ホント適応能力が高く出来てるんだと思う。
だって…
「んんっ…、んぁっ…」
あんなに太くて長かったのに、もうしっかり全部呑み込んじゃってるんだもん(笑)
凄くない?(笑)