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【ポケモン】幼馴染の扱い方

第4章 昔の





あれは付き合って一年経った時かな。


デートに出掛けたんだけど、予定してたお店に行くや否や急に嫌だ!とか言い出して、聞いてみたら別のものを食べたいとか!

はぁ?って感じになるわけですよ。まぁ、当時の私は惚れていたわけでじゃあ仕方ないねってキャンセル料を払ってそこら辺の店に入った。今思ってもなかなかに頭おかしいな。我ながらちょっと引く。


重要なのはこのあとで、そんなことがあってからだんだんと彼の我が儘がエスカレートしていったんだよね。流石の私も不信感をだんだんと抱き始めていた頃にとてつもない爆弾投下。すれ違った人が可愛いポケモン……あれは珍しいから覚えてる。アローラ姿のベトベターを連れてたの。それ見た彼の一言で別れたわけよ。


「うわ、ありえねー。あんなの連れてるとか」


もう冷めつつあった気持ちにそれは別れると決める一手となったわけですよ。

ベラベラと当時の事を話し、間間に愚痴を詰め込み、目の前にいる彼に話し終える。軽く息が切れたので一旦息を整えてテーブルに置いてある飲み物を手を伸ばす


「……まぁ、というわけでした。」

「………」

一通り話し終えた私は、何となくだが気持ちが軽くなった気がしている。どんな反応をしているのか彼を一瞥すると、何とも言い難い表情をしていた。まてまて、それどういう気持ち?

彼の謎の表情に困惑しつつもう一口飲む。きっと私がペラペラと一方的に話したから整理が追いついていないのだろうと判断したのだ。まぁ、私が今聞いてもは?ってなる内容だし、仕方がないか。


「……あー…、大丈夫、か?」

「えっ、今?いやもう結構月日経ってるし大丈夫だよ。……ま、次は失敗しないから!」


心配をしてくれたであろう言葉に軽く返事をして、次の恋人こそいい奴捕まえてやる!と意気込んだ。
この言葉を言った後「無理だろ」とか言われてムカついたのでもう一度鼻をつまんでやった。


「今度はね、しっかりとした条件を考えてるの!」

「条件?」

「そう!まぁ、理想でもあるからその通りとは思わないけど、前彼がああだったから、内面重視って感じ?」


そういうと「ふーん」とつまらなそうに返事をされた。特に気にすることなく話を続けるが、ちゃんと聞いてくれるあたり昔から変わらない。少し微笑ましく思い再度口を開けた




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