• テキストサイズ

【ポケモン】幼馴染の扱い方

第5章 ちょっとした出会い




まさに襲われそうになっているところを視界に入れた、と同時にボールを投げて即座に指示を出した。


「ドラちゃん!シャドーボール!」


相棒ドラパルトの一撃でキテルグマは倒れた。流石にドラちゃんを出すほどじゃなかったかもしれないなぁ……ごめんね。でも襲っちゃダメだよ。
内心謝罪をしながら襲われていた人物に声をかけた。


「大丈夫?」

「あ、ああ!ありがとう!」


尻もちをついていた少年に手伸ばし起こしてあげた。少年に対してどこか知っているような雰囲気を感じとり、顔を観察すると先日調べたダンデの弟、ホップくんだった。
しかしここで「ホップくんだよね!」なんて話しかけるのは失礼極まりない。十中八九お兄さん目当て感出るし、下手に引き留めるのは彼自身迷惑だろう。


「怪我はない?」

「大丈夫だぞ!お姉さんすごい強いんだな!」

「ありがと。君はジムチャレンジャーかな?レベル上げに集中するのもいいけど、周りは確認しないとね。」

「わかったぞ!お姉さんありがとう!あとオレはホップ!未来のチャンピオンだぞ!」


元気発剌!な彼はやはりホップくんだった。ダンデさんと似ている顔立ちだし、そうだろうなとは思っていたけどね。


「私は。ホップくん、チャンピオン目指して頑張ってね!」


自己紹介をして差し出された手を握り返し、私たちは解散をした。
彼は少し私と試合してみたかった様子だったけど、キテルグマに襲われていたし、レベル上げで疲弊していたのもあってそれは言い出さなかったみたいだった。
試合したく無かったからよかった〜……。人とするのはやめたって言っても聞かない人いるから、この場所で絶対人と会わないようにしてきたからドキドキしちゃったな……。


しばらくシュウの経験を積んだ後、他の子たちそれぞれに合った場所に移動してトレーニングした。みんな久々の戦闘で嬉しそうにしてたからよかった!私も楽しかったし、幸せだったな〜

ただ、1番強さに貪欲なミミッキュのミミィは「まだ足りない!もっと!もっと!」って圧かけてきて大変だったな……もうちょっと一試合の質上げようかなぁ……


ポケセンに寄って今日の出来事を振り返る。
そういえばホップくんって次の試合もしかして、カブさん?案外再会早いかもなぁ……

あ、キバナにも言ってみよ。どうせ今日もいるだろうし
/ 14ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp