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1ページ物語

第16章 この胸のトキメキは?


彼は仲間たちと話していた事を改めて説明してくれて僕は少し考えてから答える。

「なら、お面屋に行ってお面を買いたい」

「何故にお面?」

「ザルクくんは知らなくて良い事だよ♪」
(^言^)


ってちょっとこれ以上聞くなって意味の笑みで答えてやると頷いてくれた。

お面屋ではちょうど帝様たちのお面があって僕は闇帝《あんてい》様、ザルクは神帝《しんてい》様のお面を買う。

以外だな···と内心で呟きながらジーッとザルクを見てると彼は慌てて話す。

「か 勘違いしないでくれよ! 僕は神帝様を尊敬《そんけい》しているだけだから決して大意《たいい》はないんだからな!」

いやいやツンデレで否定しなくても良いのでは? Σ(´∀`;)

てかザルクのまさかのツンデレ要素が有るとは知らなかったよ。痛恨《つうこん》の見逃しだ!

「フフフ···別に慌てなくても良いじゃん? 祭りなんだから自分の好きな人のお面を付けるくらいバチは当たらないよ」

僕の言葉に彼は目を見開いていたけど直ぐに表情を元へ戻し、先へゆっくりと進む。

「君はいつも僕を驚かせてくれるな」

「ん?」

首を傾げる僕に彼は話す。

「上級生たちに絡まれてた僕を助けてくれた時···そして今のお面の事も。
君は僕を驚かせる様な行動や物言いをしてくれる。だからかな?
最近は君を気になってついつい見てしまうんだ。君からしたら迷惑な事かもしれないがな···」

そう言って苦笑いするザルクに僕の胸が何故かギュッとなった。

何? この胸がギュッとなったのは···。え? まさかの告られてる僕? いやいや!? そんなまさか···. (((;ꏿ_ꏿ;)))

内心で動揺していた僕に彼は言う。

「あ ナッシアナ、一緒に射的やらないか?」

「射的?」

ザルクが指差す方を見ると射的屋台がある。
でもただの射的ではない。
何故ならレアな帝様たちのブロマイドが在ったからだ。

( ゚д゚) 開いた口が塞がらない。

はあぁーっ!? 何で射的にあんなレアなブロマイドを出してんだよ!? 提供者誰だ! ってまさかの不死鳥の騎士団《ウチ》が提供してんのか! しかもかなりの人気を集めてるし。
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