第18章 ハロウィンパーティー
「「Trick or Treat《トリック・オア・トリート》!! お菓子をくれなきゃ悪戯《いたずら》するぞ!」」
そう言って子供達がそれぞれ各々が着飾ったハロウィン衣装を来て僕ら元にやって来た。
「あぁ···もうこのイベントの日になってたのか」
「ちょ ラシル!? 忘れてたの!?」
「アハハ···(汗)」
サナの言葉に苦笑いしながら僕は子供達が持つ籠にお菓子を入れてく。
「ラシルは最近まで他国に遠征してたからな。情報が入らないから仕方が無い」
「確かにそうだけどさ〜。街に行けば飾り付けされてるから分かると思うんだけど」
「ごめん。街に行ってもそこまで気が回ってなかったな」
ずーん···と落ち込むラシルにサナは言い過ぎたと気付く。
「ごめんなさいラシル。言い過ぎたわ(汗)」
「いいよ。本当事だし」
「······(汗)」
拗ねてしまったラシルにサナはお手上げだった。
ヴィケオアはラシルの頭を撫でるとその手に菓子類を握らせると彼は目を煌めかせながらそれを頬張る。
カヤバのお手製お菓子にはラシルの拗ねも治してしまう一品なのだ。
ラシル達は街の子供達にお菓子配り、楽しい一日となる。