第1章 ファンド学園の学園祭
(これから2人が大変だなぁ〜…手助けしたいけど八つ当たりは嫌だから諦めよう(汗))
状況に気付いたサナとラシルは見知らぬ振りをする事を決めた。
ウェレアはフェリカと共に布地を買いに行く。
学園祭までクラス一同一丸となって準備を着々と進めていき、そして遂に衣装合わせが来る。
「お待たせ〜♪ 僕とルナベスさんと協力して作ったからかなり良いのが出来たよ!」
「サイズを…詰めるのは……任せて」
ウェレアとフェリカの言葉にみんなが盛り上がる。
最初は女子から。
メイド服を着たサナ達を見て男子達は唖然とした。
((か 可愛いー!!))
男子の内心が一致する。
「本当に手作りとは思えない完成度ですわね」
ウーノの言葉にウェレアとフェリカはハイタッチする。
次に男子。
「さぁさぁ! お待ちかねのお嬢様達に僕らのお披露目しよう♪」
「ハイテンションだなウェレア」
はしゃぐウェレアにヴィケオアは少し笑う。
「しかし執事服をかなり凝った作りですね。一人ひとりの衣装が全く違う」
「まぁ…一番人気になるだろう僕達にはお似合いな衣装でしょう」
「そうだな♪」
ラシルとザルクの言葉にキース達は頷く。
教室に戻ると悲鳴の嵐と気絶する者が出るというハプニングになったのは言うまでもない。
そして当日。
裏方のみんなを集めたラシルは言う。
「これがメニューリストの料理達だよ」
空間魔法から料理を出していくラシル。