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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第124章 ◇第百二十三話◇パパとママにさようなら【女型の巨人編】


「今日は、一緒に寝たいです。」

リヴァイ兵長の腰に手をまわし、胸元に顔を埋める。
ここ最近はずっとベビーベッドにヨシュカがいたから、1人で眠るのは寂しかった。

「そうだな、ずっとお預け食らってたからな。」
「そういうことじゃないですっ。」

私を抱きしめ返した後の、本気ともとれなくもない、悪戯な声に思わず笑いが出る。
リヴァイ兵長がとても素敵なパパに見えて、いつか、なんて思ってしまったけれど、私はやっぱりこうして2人でいるだけでいい。
それ以上は、望まなくていい。
ずっと、一緒にいられるのならー。

「忙しいお仕事の合間に、ママを労ってくれた素敵なパパを
 今から、私が癒してあげてもいいですか?」

リヴァイ兵長の腕に体重をかければ、ゆっくりとベッドに背中を預けてくれた。
きっと赤く染まっている私の頬を、リヴァイ兵長が撫でる。

「それはいいな。」

私の頭に添えられたリヴァイ兵長の手に導かれるみたいに、2人の唇が重なる。
リヴァイ兵長の寝室よりもだいぶ小さなベッドでも気にならないくらいに、お互いに、知ってしまった何かを埋めるみたいに、甘く、激しく、2人きりの夜を抱きしめ合った。

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