【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】
第104章 ◇第百三話◇夜の逢瀬のオマケ【恋の行方編】
「リヴァイ兵長ッ!?」
私の部屋から出てきたリヴァイ兵長を見て、真っ青な顔をしたのはオルオだった。
どう見ても、どう見ても、オルオだ。
真っ青な顔のオルオのシャツの腰のあたりを握りしめて、困ったような表情で、でもとても可愛らしく頬を染めているペトラはどう見ても、恋をしている。
どう見ても、どう見ても、オルオに恋をしている。
「いつからだ。」
「え…、えっと…っ。」
オルオはオロオロとしながら、自分の腰元を握りしめて恥ずかしそうに背中に隠れるペトラとリヴァイ兵長を交互に見る。
ちょこっとオルオの背中から、ペトラが顔を出す。
なんだ、それ、可愛すぎる。
染まる頬も含めて、小動物みたいで、可愛すぎる。
「一週間くらい、前からです…。」
オロオロしているオルオの代わりに、頬を染めて、ペトラが答える。
「えっ!?そうだったのっ!?」
「ごめん、。なんか照れくさくて、なかなか報告できなくて。」
ペトラは申し訳なさそうに言うと、また恥ずかしそうにオルオの後ろに隠れた。
どうしよう、すごく可愛い。
ギューッてしたい。
「あぁ、そうか。つい最近だな。
ところで、オルオよ。」
「は、はい…っ!!」
「俺は、まだ骨がくっついてねぇ。」
「へっ?!あ…、はい、存じております!
リヴァイ兵長の骨が完全に繋がるまで、全力でサポートする所存です!」
「そうか。じゃあ、お前の骨も折って構わねぇな。」
「へッ!?じゃあ、の意味がわかりませぇぇぇええんっ!!」
「クソがッ!!待ちやがれっ!!裏切者がッ!!!!」
真っ青な顔で逃げるオルオを、鬼のように怖い顔をしたリヴァイ兵長が追いかけていった。
激しい運動はダメだって、言われているのにー。