【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】
第100章 ◇第九十九話◇お土産をどうぞ【恋の行方編】
(明日の朝、そのティーカップで紅茶を出そう。)
明日の予定を立て、とりあえず、意味不明なリヴァイ兵長はスルーすることにした。
お土産はまだこれで終わりではない。
まだ目玉が残っているのだからー。
「次のお土産はっ!これですっ!!」
そう言って、私が紙袋の中から取り出して、天に掲げたのは、ニファから貰って来た新聞だ。
リヴァイ兵長の英雄っぷりがデカデカと、そして、たっぷりと語られている。
「あぁ…、今朝、ゲルガーが持ってきたやつがデスクの上にある。」
私が誇らしげに天井に伸ばした新聞紙をリヴァイ兵長が取り上げる。
そして、あまり興味なさげに新聞を広げた。
見開き一面には、調査兵団の誇る兵士長の勇姿が語られている。
「えー、そうなんですか?
さっき、ニファからその新聞見せてもらって嬉しくって。
リヴァイ兵長には私が最初に見せたかったのになぁ。」
少し頬を膨らました私だけれど、嬉しい気持ちが変わるわけはなく、頬は緩んでいた。