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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第30章 ◇第二十九話◇相応しいパートナー【調査兵団入団編】


ちょっと、待ってほしい。
私は、ルート模索班や拠点設置班に配置されるんじゃなかったのか。
巨人化したエレンによる巨人捕獲作戦に参加するのか。
しかも、話を聞いている限り、私が配置されるのは、リヴァイ兵長と同じ最も危険な役目ー。

(あった…!)

ようやく、書類上に私の名前を見つけた。
リヴァイ兵長の隣に並ぶ私の名前と、そこに記載されている任務内容を読んでー。
驚くとか、ビックリとか、頭真っ白とか、そんなもの通り越して、ただただ、読んでしまったことを後悔した。

「モブリットさんっ!」

泣きそうな顔で、私はモブリットさんに助けを求めた。
でも、無念そうに首を横に振られてしまう。
諦めろと、諦めろと言うのか。
私は命を、諦めろと。

「ね、っ!君なら、大丈夫だよねっ!」

私の肩にポンッと手を乗せて、ハンジさんは無邪気な笑みをくれた。
思い出した。
この人は、巨人オタクの奇行種で悪魔だったー。
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