• テキストサイズ

【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第166章 ◇第百六十五話◇変わらない想い【運命の決戦編】


あれから1年が経っているのに、今でも〝もしかしたら〟とありもしない未来を願う気持ちが消えないのだ。
まだ、彼女の死を受け入れられていないのだと思う。
自分でそうなのだから、リヴァイはもっとだろう。

「強いよーっ。エルヴィンも一目置いてるし、
 人類最強の兵士が、アイツには敵わないって本気で愚痴っちゃうくらい。」
「マジかよっ!喧嘩とかしたら、リヴァイ兵長が負けちまうの!?」
「いやいや、そこは兵士長の威厳で勝つだろ。」
「ていうか、リヴァイ兵長が夫婦喧嘩とかイメージねぇな。」
「ねぇ、リヴァイ兵長って夫婦喧嘩とかするの?」
「そういえば、前に顔面に枕を思いっきり投げつけられてたよ。」
「めっちゃ怒られてんじゃん。」
「喧嘩の仕方、子供かよっ。」
「奥さんって、美人なんですかっ??」
「すっごい美人だよ~。そして、笑ったら可愛いね。」
「おーっ!」
「リヴァイ兵長は美人好きか。」
「性格が顔に出てるとっても良い娘だよ。優しくて、明るくて、
 気立ても良くて、気が強くてね。」
「気が強いんだっ!」
「じゃなきゃ、人類最強の兵士の顔面に枕投げられねぇって。」
「それもそうだなっ!」

新兵達は、思いがけず知れた憧れの兵士長のプライベート話で盛り上がりだした。
いつもクールに淡々と任務をこなす兵士長を夢中にさせる女に妄想を膨らませながら騒いでいる。
/ 1058ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp