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【リヴァイ】いつか地平線を眺めるなら【進撃の巨人】

第166章 ◇第百六十五話◇変わらない想い【運命の決戦編】


若い調査兵達の話を聞きながら、ハンジは窓の外へ視線を向けた。
壁外調査日和とはこのこと、と胸を張って言えるくらいの青い空が広がっている。

「壁外調査前に会いに行くってなんかいいな。
 本当に奥さんのことを愛してらっしゃるんですね。」

リヴァイに憧れて調査兵団に入ったと言われていた新兵は夢見る少女のような瞳をしていた。
彼女にとって、リヴァイへの想いは純粋に憧れなのだろう。
少し染まる頬の向こうで、いつか自分もそんな素敵な人とーなんて夢を見ているようだった。

「そうだね。誰が見ても、2人はお似合いだからね。
 今頃、彼女がずっと見たいって言ってた海を見に行くよって、
 報告でもしてんじゃないかなぁ。」

窓の外の青い空を眺めながら、ハンジは言う。
どうか、今日の綺麗な日差しが、2人に優しく降り注いでいますようにー。
天使のようだと思っていたが、本当に天使になってから、今日でちょうど1年だ。
相変わらず、ハンジは巨人オタクと呼ばれていて、リヴァイはを心から愛しているよー。
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