第7章 私が思う事

夜が深まって部屋の灯りが消える


相変わらず二つ並んだ布団から彼を見詰める

闇の中長い睫毛が持ち上げられて涼しい横目が私を捉えた




「どうしたの。」


「幸せやなぁって考えてたんです」


「そう。」


「イルミさん大好き！おやすみなさい！」


「はいはい、おやすみ。」



小さな部屋に温かい言葉が重なる


私は本当に幸せだ




「明日はもっといい日になるよね！！！親方！！！」


「……うるさ、早く寝て。」