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ここは私達の世界です【HUNTER×HUNTER】続番外編

第40章 ファミリーの庭園









…………しかし………しかしである…………ッ!



秋風に流れる黒髪に一層映える陶器のように白い肌、伏せられたまつ毛は長く弓なりの眉は美しい曲線を描く

スラリと高い鼻筋に薄い唇が開かれて




「沙夜子は何が食べたい?」



なんて凛と言われてしまえば私の異議を唱える意欲はマイナスにまで削がれてしまうのだ!!!!!


大体、「汚れて平気な楽な格好が良いよ。」なんて言ってラフにジーンズとVネックのシャツを着た彼はシンプルイズビューティフルと言う他なく

何なんだそのプロポーションは!!!何が楽な格好だ!!!何故そんな高い所に腰が付いているのだ!!!といちいち言いたくなる出で立ちなのである


娘の「つぶつぶ!」の声に輪切りになったスイートコーンをトングで皿に取った彼は再び私に向き直った




こんなBBQ聞いた事がない………これはもう野外パーティーであると伝えなければいけない…………っ




「で、沙夜子は食べるの決めた?俺はこれ。」
 



ズイっと見せられた皿には沢山お肉が乗っていて、チラリと彼を見上げれば楽しそうに伏せられた瞳と目が合って小さく小首を傾げられてしまった



「………………〜っ……私もお肉食べるぅ……っ」


「了解。」



彼は見た目より沢山食べる


中でも肉系の料理を好んで食べる


(お肉大好きやもんね………可愛い………っっ!!!!!!)




もう私には無理なのだ………いつか誰かが彼に教えてくれるだろう………きっと…………






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